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耐震性

住まいの特徴

耐震等級

 長期優良住宅において要求される基準のひとつとして、「地震に対して耐震等級2以上」とあります。耐震等級1は建築基準法レベルの強さのことで、等級2、3はそれぞれ基準法の1.25倍、1.5倍の強さの建物になります。
 現在の建築基準法の構造規定は、関東大震災クラスの地震において倒壊や崩壊をしない建物にする為に制定された基準だと言われています。関東大震災時の地震の最大加速度は400ガル(※)程度だったこと、また基準法は少し余裕を持って設定されている(実際は1.5倍の強度を持つとされている)ことから考えていくと耐震等級3は約900ガルの地震時において倒壊崩壊しないことになります。これは阪神淡路大震災時の神戸海洋気象台において記録された地震の最大加速度である818ガルを越えており、近年において私たちが経験した巨大地震においても倒壊による圧死等は免れる強さであると言えます。
(※)ガル:加速度のCGS単位(1ガル=10m/s2

構造計算

 私たちが設計している家は建築基準法による耐震基準を満たたすだけでなく、許容応力度計算という構造計算をすることにより、様々な条件をクリアさせています。許容応力度計算法とは、構造物の各部材が外力を受けたときに生ずる応力(抵抗する力)による応力度が部材の持つ限界点を越えないように設計していく計算法です。
 建物に加わる外力は5つあります。固定荷重(建物自体の重さ)、積載荷重(人や家具の重さ)、地震力、風圧力、積雪荷重です。許容応力度計算の一次設計においては、まずこれらの5つの外力を算定し、それらが加わったときの部材の変形や建物全体の強度をチェックしていきます。また二次設計においては、建物の重さと強さのバランス(偏心率)や倒れの角度(層間変形角)もチェックしていくことにより、より地震などの外力に耐えうる建物になるようにしていきます。
 私たちはより安心して住んでいただく為に、このような構造計算について、各設計担当が間取りとの兼ね合いを考えながら行っています。

地盤強度

 家を建てる上でまず重要なことは、その敷地の地盤の性状を把握することです。
 その為に行うことは地盤調査ですが、私たちの地盤調査は主としてスウェーデン式サウンディング試験(必要に応じてボーリング調査)です。スウェーデン式サウンディング試験については、プランによる家の配置をもとに、4~5ポイントで試験を行いますが、そこには設計担当が必ず立ち合います。それはより正確に状況を把握したい為です。そうして記録された詳細な試験結果をもとに、今度は各ポイントにおける各深さの地耐力の数値から、将来の建物の沈下量を推定し、地盤補強が必要であると判断した場合は、適切な補強方法の検討をします。
 また、構造計算をする上での設計地耐力について私たちは30kNと設定し、建築基準法においてのべた基礎の場合の最低限度の地耐力20kNよりも安全側で設定しています。このように、まずは地盤を的確に把握しながら、より安全な地盤耐力の設定をし、設計することで、後々において地盤に起因する不具合が起こらないようにしています。

基礎の設計

 基礎は通常では目立ちませんが、家を支えるという意味でとても重要な役割を果たしています。どんなに丈夫な上屋の構造だとしても基礎が弱ければ通常時に家が沈下してしまう恐れがあります。沈下すれば修復不可能な不具合がたくさん出るでしょう。また、地震時においての基礎は上屋で受けた地震力を地面に伝えるという重要な役割を担っています。よって基礎が弱ければ建物の崩壊にもつながりかねない、すなわち住まい手の生命に関わることになります。
 サン工房ではその大事な基礎について、まずは構造計算を行い、コンクリートの厚さや鉄筋の量を算出し、より安全なものにしています。また外周部だけでなく、建物内部においても深く掘り補強する「地中梁」という言わば基礎に骨組み部分を設けることで、垂直荷重に対しての地盤面からの反力を分散させ、より 安心できる基礎を設計及び施工しています。