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サン工房の庭

サン工房の庭づくり

庭の効能

 日本には「うつろい」や「変化」の中に美や人生を見出す文化があります。朝、開き始めた花が昼には満開になり、燃えるような赤い葉が翌日には落葉する、日ごとに大きくなる果実の収穫を楽しみに待つ。そういった自然界の些細な変化の中に、私たち日本人は四季の移ろいを感じ、喜びを見出し、そのはかない一瞬の美しさに心を惹かれ、癒されるのです。
 古来より、日本人は自然と共に生きることを善しとしてきました。庭へ出るための大きな窓(掃き出し窓)が海外の住宅に比べて日本の家には多いことも、その暮らしを実現するための日本文化のひとつと言えるでしょう。


建物と庭は一体で考える

 社会性・公共性が高い「地域や街」に対して、「住宅」というパーソナルな建築物をつくる。その間にあるのが「庭」です。内部と外部をどう隔て、またつなげるのか。敷地内において空間をどう切り取るか。庭の計画は、住む人の居心地に大きく作用します。
 私たちは設計の初期段階から、建物の設計と同時に庭のイメージも描いていきます。例えば、玄関先に木を1本植えることでご近所との会話が生まれたり、内部から外部へ奥行を感じられるように塀の高さを加減する、落葉樹で夏の日差しを調整する、等々。
 建物と庭を一体的に考えることにより、周囲との関係性のバランスをとったり、限られた敷地内に豊かな空間を生みだすことができるのです。