心の充実

先日、お引渡しさせて頂いたお施主様のお家に伺わせて頂きました。建築敷地探しの段階から一緒にお話させて頂いた方ですが新居での暮らしを楽しまれており、伺った私もとても嬉しい気持ちになりました。

お引越しされ、住まいに家具やその他暮らしに必要な物が一通り揃った後お伺いすることはよくございますが、半日以上もゆっくりとお伺いする機会は中々ありませんので貴重なお時間を頂く事が出来ました。

室内空間に身を置きながら改めて居心地よさについて考えておりました、充実した時間がゆっくりと流れるような、そこにずっと居たくなるような感覚は何から生じるのだろうかと…。

写真①

間取り(平面図)だけでは伝わりにくい心地良さ。多くの要素がある中の一部ではありますが光や風を通す視線の抜けはこの心地よさに直結すると改めて感じます。

具体的には玄関に設置した地窓から見える桜の木※写真①、室内と外部をほどよく繋ぐ縁側、テレビの隣にある木製窓には自然と目が行き中庭の様子がいつの間にか視界に入ってくる事などですね※写真②。

写真②

この抜けを造る事で室内が広々と感じて外部の環境と繋がり、癒される気持ちになると思います。今後も住まい手が望む心地よさをしっかりと受けとめて、心の充実に繋がるような設計提案をさせて頂きたいと考えております。

鈴木清澄

スタッフ

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