土地は器
土地はいろいろ見ているけど、なかなか、これといったものがない。
このような声をよくお聞きします。
土地探しって本当に難しいですよね。
不動産情報サイトに掲載されている物件を見て、場所や価格、面積、インフラや道路の状況など、情報として書かれていることは分かるけど、それらが今後の生活にどのように影響してくるのか、自分達が望む暮らしがどのくらい実現できるか、実際の所、よく分からない。
こんな風に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ちょっと話を変えて、お皿の話をします。
家は土地の上に建っているので、料理でいうと、家が料理で、土地がお皿です。
お皿を買おうとしたとき、そのお皿だけをじっくりと眺めたり、他の器と見比べたりするよりもそのお皿に合う料理が盛り付けられているのを見たら、すごく分かり易いですよね。
↑感じが良さそうな大皿
↑料理を盛り付けた例1
↑料理を盛り付けた例2
↑料理を盛り付けた例3
土地も一緒だと思います。
その土地だけをじっくりと眺めたり、他の土地と見比べたりするよりもその土地に合う家が建てられているのを見たら、すごく分かり易いと思いませんか。
実際に土地だけが必要なのではなく、家を建てるための土地が必要なのですから当然ですよね。
↑購入前の土地
↑間口の広さを活かした端正な2階建て
↑購入前の土地
↑奥行の深さを活かした落ち着いた2階建て
↑奥は2階建てになっています
↑購入前の土地―造成前:まさに林です
↑購入前の土地―造成後:樹木は全て伐採し土も処分
↑のびのびとした日当りの良い平屋
↑建替え前:線で囲われている部分を建て替え
↑全体の雰囲気を壊さず希望の暮らしを実現するお家が出来ました
不動産屋さんでは、その土地に関する情報はたくさん教えてくれますが、その土地に合う家のことはほとんど教えてくれません。
餅は餅屋です。
その役目を担うのは、住宅の設計者です。
設計者が土地を見る時、その眼にはその土地に合う家のイメージが映っています。
そして、その視点からその土地の良し悪しを判断し、お客様にお伝えしています。
また、お客様の望む暮らしについて、詳しいお話を聞かせて頂ければ、そのイメージがより明確な形になり、より具体的なお話をさせて頂くことが出来ます。
土地探しは、ほとんどの方が初心者です。
困ったら、住宅の設計者を頼ってみるのも有効です。
大西等
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