趣味は苔
自宅の庭に苔が植えてあり、手をかけなくても育つと思っていました。
ところがどっこい案外手のかかる品物で日陰、半日陰、少しだけ日が当たる場所選びから始まり、品種の多さからどんな苔を選び、苔本来の美しさを保つために、草を一本一本手作業で抜き取り、水を朝と夕方に自動散水機の力を借りながら時々の色合いを楽しみにしております。
家においても建てた後のメンテナンスが必要ですが、耐久性、耐水性の高い樹種を選定し適材適所に用いる事が大切です。
ですが、それ以上に大切なことは、適材適所に用いられた部材に目で見て、手を加えながら佇まいを維持していくことです。
少しばかり大変ですが愛着ある家守りには必要なことかと思っています。
苔の手入れをしながら‥‥
松井進