冷静と情熱のあいだ

2023 WBC 侍ジャパン 優勝おめでとうございます!

ご覧になった方はそれぞれ感じる事があったかと思いますが、大谷翔平選手を見ていると、冷静さと情熱を同時に持ち合わせながら、適時に必要な感情を引出して、目的やシナリオを辿っている様に感じました。

私自身は情熱も冷静さも半端な所にあるのではないか・・・と省みるきっかけをもらいました。

話は変わりますが、昨今の世の中の急速な変化の対応に建設業界も多分に漏れず追われており、その大きな流れに身を任せていると冷静ではない自分に気づきます。

そして、変わらなければと焦るばかりに、いつのまにか「変わる」のではなく「変える」事の方が目的化しているのではないかと混乱します。

そんな時は、建築を志した頃の情熱や、担当させて頂いたお客様、または現在進行中のお客様を顔を思い出し気持ち整えて、冷静さを失っていないか、顔を上げて広い視野で建築と向き合うように努めております。

社会やお客様に何を求められているか、常に考えなければ生き残れない現実も目の前にございますが、現在だけに思考を奪われ、効率や生産性ばかりを追い求めた結果、変わってしまってはいけない事まで気づかずに変えてしまう怖さも感じます。

そして、街を歩いていると、それが形となり表れている建築も世にたくさん溢れているように見えてきます。本当に地域に必要とされる建築とはどういうものなのか。

「変わらずに、変わる。」

以前のブログでも綴りましたが、情熱を注ぐべき方向や時、冷静であるべき場面など、大切なものを見失わないように、私も自身をコントロールできればと思います。

岡本

関連ブログ 「変わらずに、変わる?」