近代美術館に訪れて

先日、休みを利用して横浜方面に出かけて来ました。
観光地でも有名な「江ノ島」に寄りながら島を探索しましたが標高が60mあるだけに起伏が激しい山道もあり、日頃から運動不足の私には丁度良いくらいでした。
景色を眺めながら楽しく散歩していると島の中心あたりには江島神社があり、島に残っている文化と自然、そして海風を心地よく感じることが出来て休日を満喫できました。
鎌倉にある「鶴岡八幡宮」にも立ち寄りましたが鎌倉幕府を開いた源頼朝ゆかりの神社として知名度も高いですね。
柱や梁材などの木組みが朱色で着色されており、色鮮やかでとても美しく建築物そのものが豪華で目を魅きます。
その八幡宮の近くには建築家の坂倉準三さんが設計された「神奈川県立近代美術館」を改修し、再利用している文化施設があります。
境内を歩きながらこの建物を探しておりましたがバランスの良い外観が目に入り、すぐに見つける事が出来ました。
以前からも名建築と言われたこの近代美術館を竣工当時の良い雰囲気は残しつつも、改修工事により新たな魅力をさらに加えたように見えました。
何十年も経った今もなお、綺麗な景観を生み出すことが出来ており感動しました。
建築計画する土地や風景に溶け込みながらも、何十年経っても素敵な建物だと感じて頂ける、そのような佇まいとなるような建築を追求し、今後も設計・施工に取り組みたいと改めて思います。

鈴木 清澄

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