ウィンドウトリートメント?

「窓」は言うまでもなく、住宅建築においてとても大切な存在です。
その窓を更に活かすのが「ウィンドウトリートメント」です。

普段この言葉を使う事はあまりないのですが、カーテンを代表とした窓廻り装飾の総称です。

もちろん装飾の為だけに設置するものではなく、調光、遮蔽、断熱、防音などなど、人が生活する上で欠かせない存在です。

できれば、カーテンの必要ない設計や庭が計画できれば良いのですが、周辺環境や住まい方によっては、ウィンドートリートメントに頼る必要が出てくる事もあります。

種類、手法も様々で、カーテン、ブラインド、ロールスクリーン、プリーツスクリーン、ハニカムスクリーン、シェード、すだれ、等々。サン工房でも使用する事の多い「障子」もそのひとつです。

窓から見える景色や庭を常に見たい、風は通したいが近隣からは見えないようにしたい、斜光もしたい、出入りはし易いように、などなど…それぞれ窓の用途を考慮する必要もあります。また空間全体のイメージも損なわない意匠計画も大切です。

住まいが完成してからカーテンを考えるのではなく、初期段階からそれぞれの窓の目的に合わせた、設計は必須です。

「ウィンドウトリートメント」は、住まいの居心地に関わる重要な役割を担っております。

岡本 茂揮