周りの環境を識る
家を計画する時、まず最初に間取りをどうするか考える方が多いかもしれません。ですが、建物をどこに配置するか、周りの環境はどうなっているかを踏まえてから計画することが実は大切になってきます。
以前読んだ飯塚豊氏の【間取りの方程式】という本に建築を料理に例えた文がありました。
「魚でも野菜でも少しばかり鮮度が落ちても火を通せば美味しく食べられるように土地の個性に合わせて設計を工夫出来れば好条件の敷地に勝るとも劣らない家を実現することが出来ます。」
土地によって、周りの環境は様々です。3方向建物が建っていたり、近くに川が流れていたり、眺望がよくて風が抜けやすかったり…いい所もあればイマイチなところもあると思います。その土地の個性を識ることが家づくりのスタートと言えるのかもしれません。
この土地だったらどんな計画ができるだろうか、日々検討していきます。
竹内花織