自然素材

日本の家づくりに使われてきた材料は、地域で産出された自然素材が殆どで、その生産においては地域に受け継がれてきた生産技術が生かされ、それが地域経済を支えてきたと言ってもいいと思います。
気候の影響をコントロールしながら、和紙や石材、塗り壁といった地元産の自然素材を上手に利用する環境共生型の「日本の家」のしつらえや技術は、エネルギー消費の抑制が課題である今日において、一層評価されるべきだと考えます。

無垢の木

無垢(むく)材とは、一本の原木から角材や板材を直接必要な寸法に切り出したつなぎ目が無い材木の事を言います。木材を接着剤で張り合わせて積層し、人工的に作る集成材とは違い、無垢材は木本来の質感、風合い、美しさがあり、人の心を和ませてくれます。
またそれだけではなく、湿気を吸ったり吐いたりして室内の湿気を調整する効果もあり、人が快適と感じる感覚と共鳴する性能があると言えます。サン工房は、そういった無垢材の特性を十分に把握し、家づくりに活かすことにこだわっています。

天竜材

サン工房で使用している杉や桧は、浜松市の天竜区の龍山町、水窪町、春野町で育った「天竜材」を使用しています。
天竜材は「日本三大人工美林」の一つに数えられており、木に粘りがあり強度が高く、加工しやすいといった特徴があげられます。
また、見た目には年輪の目が美しく、木材に含まれる油分が多いためカンナをかけた後の光沢がとてもきれいです。