あたためる工夫

寒さが厳しい1月、直射日光のありがたさを感じますね。

私は今、築45年以上のRC造のマンションに住んでいますが、
南東にやや触れた配置で建っているため一番日当たりのいい窓は
朝6時から14時の間に直射光が入ります。14時を越えると間接光になります。
そのため、朝起きたら、和室の障子を開けて、リビングのブラインドも全開にして
できるだけ日光を取り込むようにしています。

よく断熱性能や気密性能が高いと冬でも暖かいと考えている方がいますが
熱源がなければ、冷たい空気が保温されてしまうので、熱源あって冬の暖かさは実現します。
直射日光は大事な熱源なのですが14時以降は徐々に温度が下がってくるため、
16時から暖房19℃~20℃でエアコンのタイマーセットしています。
稼働し、加湿も同じ時間から稼働させています。湿度設定は50%です。
帰宅後は障子とブラインドを閉め窓からの熱が逃げるのを防ぐのですが
特に障子の断熱効果の高さを感じます。

障子と窓の間に空気の層ができること、上下左右隙間なくぴったりと閉じることができるため
ブラインドに比べ、熱が逃げにくく、性能の低い単板ガラスの窓でも
それほど寒さを感じずに過ごすことができます。
この方法で帰宅後は、暖房の温度設定をあげることもなく
靴下とスリッパ、長袖に一枚上着を羽織る程度で過ごしています。

冬は寝室に洗濯ものを干すという方もいますが
加湿にもなり、いい方法ですよね。

現在賃貸にお住まいの方や築年数の古いお住まいに住んでいる方も
少しの工夫であたたかく過ごすこともできますので
試してみて頂けたらと思います。

冬の日当たりが確保しにくく、床下エアコンであたためる工夫をしているお住まいの見学会を
1月31日まで開催しております。
詳しくはこちらから
https://www.sankoubou.com/events/xo_event-67590

山口江梨子

スタッフ

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