住まい手の想い、造り手の想いは?

中古住宅の下見の依頼があり、確認に伺いました。築15年で、住めなくたった住宅でした。和室の床の間のしつらえや、稲子天井、建具造作や、建具を見ましてもとても丁寧な大工仕事をされたお宅だと感じました。また、そこに住まわれていた方も大切に綺麗に暮らしていらっしゃったんだと想像できました。住まい手の想いと、造り手の想いが伝わってくるとても良い家だと感じました。

今後、実際に売買となる場合において不動産業者が査定をする際、どんな造りの家であろうとその建物の築年数や建物面積または固定資産税が参考にされるケースがほとんどなんでしょうが、そのような査定方法だけというのは、どこか寂しく思えてしまいます。

夏目通宗

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