聴竹居
先日、京都府の大山崎町にある「聴竹居」を訪れました。
環境工学の研究者であり建築家の藤井厚二氏による設計で、彼の5回目の自邸です。
人生で5回も自宅を建てられるなんて!!と、単純に驚きもあるのですが、
日本の気候風土を活かし、日本の生活様式に寄り添った住宅をつくることに、幾度となく取り組んだその探求心には感銘を受けます。
季節風を利用して家中に風を通し、夏を快適に過ごせるようにする設計の工夫はさることながら、
窓からの眺めや視線の抜けはとても気持ちよく、また、家具や照明のデザイン、ビスのマイナス溝の向きなど細部までこだわりが詰まっていて、終始胸が躍ってしまいました。
残念ながら、内部の写真はここには載せられないので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
お出かけしやすい季節になりましたので、また近々、建築巡りに出かけようと思います。
↑ちなみにこれは、アプローチの脇にちょこんと佇んでいる石像。「怪獣」というそうです。
かわいらしくて、ついつい写真に撮ってしまいました。訪れる人を静かに見守り迎えてくれる、やさしい怪獣ですね。
藤井