住まいを育てる
先日「木憶を慕う家」の完成見学会を開催させていただきました。
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
お引渡しをさせていただいてから間もなく、少しずつ家具や小物が入り暮らしが始まっている様子を拝見すると、なんだかこちらがわくわくしてしまいます。
お引渡しのときはもちろん家の中は空っぽで、全てがまっさらで新品の状態。
最初はやっぱりこの綺麗で新品な状態を保ちたくて、少し緊張しながら、気を遣いながら生活してみたり。
新しい家に併せて新たに購入した家具や小物も、はじめは置き場所が迷子だったり、、。
でも暮らしを重ねていくとだんだんと住み慣れてきて、迷子だった家具や小物は住まい手に馴染む場所におさまって、、
あんなに気を遣っていたことも懐かしく、床についた傷たちも時とともに味わいになっていくのでしょうね。
お施主様が「これからここで暮らしながら、少しずつ家を育てていきたい」とおっしゃっていました。
- 家を育てる –
素敵な表現だなあと思い、心に留めさせていただきました。
たくさんの検討を重ねて建てた家も、暮らしてみて初めて気づくこともあるでしょう。
より暮らしやすいように、少しずつ手を加えていくこともあると思います。
家が住まい手に馴染み、住まい手が家に馴染み、、。
そんなことを繰り返しながら日々を重ねていくことを想像すると、とても微笑ましく、頼もしく感じます。
これからどんな住まいに育っていくのか、わたしたちもとても楽しみです。
また伺います♪
藤井南帆