レイアウトフリーからテレビレスへ
「テレビが変われば暮らしが変わる」
というキャッチコピーで紹介されているレイアウトフリーテレビ。
技術の進化は暮らしを変えます。
昔の家にはあったけど、今の家ではほとんどみないものを考えれば、
誰でも実感して頂けると思います。
固定電話、FAX、ブラウン管のテレビ、デスクトップPC、
ラジカセ、ワープロ、箪笥、ちゃぶ台、畳、灰皿、
もっと古い時代だと、火鉢やかまど、汲み取り式トイレ等々
昭和40年代の茶の間。
そして、今テレビが劇的に形を変えようとしています。
YouTubeやネット番組が普及してきて、その視聴方法も様々な選択肢が生まれました。
スマホでもタブレットでもPCでも、いつでもどこでも見ることができます。
レイアウトフリーテレビは、その流れの中で出てきた商品だと思います。
実際のお打合せでも、TVはほとんど見ないから要らないという方、
あちこちで見たいから、いろんな部屋に壁掛TVを付けられる方、
TVを見るのは映画やスポーツ観戦の時だけだからプロジェクターを使われる方、
そして、使いたい時に使いたい所に持って行くレイアウトフリーテレビを採用される方、
様々なTVとの関係性が出てきています。
次はどんなモノが家から消えていくのでしょうか。
そして、どんなモノがあらたに必需品になってくるのでしょうか。
wifiなんて10年前は全然でしたよね。
テレビレスのお家のLDK。
どうしても大きい画面で見たい時だけレイアウトフリーTVを出す。
普段はスマホとタブレットで大人も子供も不便はありません。
これからの住宅設計は、技術の進化がとても早い時代なので、
今の生活の最適化を図るために、一つの家電やシステムに特化した家じゃなくて、
技術の進化に伴う様々な暮らしの変化に、柔軟に対応できるような
大らかな設計の方がむいているのかもしれません。
これ↓知ってます?自分が小学生の時、男子はみんなこれに乗って
ビックリマンチョコやプロ野球チップスを買いに駄菓子屋まで走っていました!
消えたな~。
大西等(昭和52年生まれ)