ととのう

“ととのう” と聞くと、サウナを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。

わたしもここ数年はサウナに入れるようになり、調子に乗って “ととのった〜” などと言って楽しんでいるのですが、、

心や身体が安らいだり、リフレッシュしたりするようなととのう感覚は、日常に散らばっていると思うのです。

サン工房の朝にはみんなで行うお掃除の時間があり、展示場やお庭、事務所をひと通りお掃除してから1日をはじめます。

このお掃除の時間も、わたしにとってはととのうとき。

キッチンのシンクを磨いたときや、お庭の落ち葉を掃いたとき、今の季節は特に、薪ストーブをつけたときに少し気分が上がって、物理的にも心身的にもととのって、1日をはじめられる気がするのです。

みなさんにとって、ととのうときはどんな時ですか？

・朝起きて、淹れたてのコーヒーの香りに包まれたとき

・庭で遊ぶ子どもたちを見ているとき

・そこに咲く花や草木を眺めたり、鳥の囀りを聞いたとき

・花瓶に生けた花をテーブルに飾ったとき

・お洗濯物を思いっきり干したとき

・外出先から家に帰ってきて、ソファに座ってひと息ついたとき

・黄昏時に縁側に出て、ぼーっと過ごしているとき

挙げればたくさんありそうですね。

ちょっと気分が上がる、小さな幸せや安らぎを感じる、そんなととのう瞬間が溢れる住まいを設計したいです。

藤井南帆