時と場所を選ばない。地震。
能登半島地震で、お亡くなりになった方々、被災者の方々にご冥福と一日も早い復興をお祈りします。
中日新聞で南海トラフ地震の想定が記載されていました。
内容は、死者数は東海を中心に32万人超え、内訳は静岡県の10万9千人。
三重県の4万3千人、愛知県の2万3千人、滋賀県の500人、岐阜県の200人、長野県50人。
被害を大きくするのは津波で、静岡県は10万9千人のうち9万5千人で87%が津波被害。三重県は4万3千人のうち3万2千人、74%の想定。一方、建物倒壊では愛知県は2万3千人のうち1万5千人、65%が建物倒壊の想定。
また経済被害は220兆円とされ、内訳は住宅インフラなどの被害が169兆5千億円、生産やサービスの低下による被害が44兆7千億円、交通の寸断による影響が6兆1千億円と東日本大震災に比べ10倍以上となる想定。
これらの被害に個人で備えることをすぐにでも行えれば多少なりとも被害が少なくなると感じています。
住宅は人の命を守る器でもあり新築はもちろんのこと耐震等級3を、既存住宅は耐震補強や最低でも一部屋、二部屋の耐震構造組を施すことが必要になり、設計・施工者は新しい知識を取り入れ、せめて一瞬のうちに倒壊を防ぐための、知恵と施工技術を磨かなければと改めて感じました。
松井 進