隅木


寄棟屋根の棟から屋根の角に入る45度の垂木のことを隅木(または谷木)といいます。何気なく入っているこの材料実は、勾配かつ45度に入っている為加工をする際に非常に頭を使います。
材料を加工する前に材料に様々なしるしを書き込みます(墨付け)。この時に「規矩術」という指金術を使います。
規矩術にはピタゴラスの定理などを使用し角度や長さを出したりします。
現在プレカット加工が主流でそのような技術が使われなくなっています。
そんな中、弊社は「手刻み」を主とし先人たちが築き上げた技術を揮い丈夫な家造りをしています。

野嶋啓人