松樹千年翠の家
文久元年(約158年前)に建てられた旧家の建替で、先の6月に建物が完成し、今回庭の工事まで完成しました。
先祖代々受け継がれてきた土地ですから、ずいぶんと長く育ってきた樹木もあり、庭石もありました。そこで、今回新たな、樹木、目隠しの格子塀、石積、土塀などを足し、元の庭と一体感のつながりあるお庭が完成いたしました。
旧家の屋根で使用していた瓦を残しておき、土塀の一部として再利用しました。その存在は、リビングから眺める北庭のひっそりとした場所の抜けた空間に、落ち着きを持たせています。目に入った瞬間、なぜか不思議と懐かしい旧家を思い起こさせてくれるのです。
作品集「松樹千年翠の家」