庭コミュニケーション!
コロナ禍の中だからこそ、庭で友人や訪問者と語らう場所があったら、楽しいひと時が過ごせそうだなと思います。デッキに座って人と話す、それでも充分楽しいですが、個人的にはそこに適度な軒と飲み物がおけるくらいのちょっとしたテーブルがあるといいなと思います。急に降り出す雨も気にせず、話が途切れず、香りのよいコーヒーを飲んだりしながら・・・と想像すると夢が広がりませんか?
先日お引渡しして2年目の豊川のお住まいに点検に伺いまして、ご主人のかねてからの希望の手作りの小屋を見せていただきました。
監理の太田と一緒に伺いましたが、家の点検をするのを忘れてしまうのでは?というほど、あまりの出来栄えに驚き、ものづくりの原点といいますか、考えながら、作り楽しむ、試行錯誤してひらめき実行に移すという、まるで学生時代に戻ったような、、、なんとも楽しい気持ちで見学させていただきました。
このオーナーさん、お仕事の分野は全く違うのに、柱も梁も、構造を手刻みし、工事中棟梁の仕事をよくよく観察し、オークションで加工用の機械を購入。弊社の大工ですら、手に入りにくく苦戦している機械を揃え、この小屋を作り上げました。施工中左官工事を体験されて、職人から、あのお施主さんスカウトしたいとまで言われた腕の持ち主です。
家の中からこの小屋を眺めていると、周辺にあるはずの住宅が消え、雑木林の中にいるような気持ちになってきます。小屋の中では、自転車、鹿のつの、コーヒー豆の焙煎機、サーフボードがあり、奥様曰く「ほぼ一日小屋にいます(笑)」とのことでした。
皆さんも庭コミュニケーション考えてみてはいかがでしょうか?
山口江梨子