陶芸と建築
先日、友人と陶芸を体験する機会がありました。 講師の方から空気を含んだ粘土を使うと焼く際に周りの作品ごと爆発してしまう事や、一生懸命作っても作品のサイズを気を付けないと釜に入らず、やり直しになってしまう事を教わりました。
また、実用品の為機能性も求められるので、思っていたよりも制約が多いなと感じました。
しかし、そんな制約された条件のなかでも、自然と作る人の個性が出るのが陶芸の良いところです。自分が作りたい、そして使い続けやすいものは何か。考えながら黙々と作った結果、私はコップ、友人は小鉢が完成しました。
1つの粘土の塊からいろんな作品が出来ることはとても面白く、無限に可能性があるのだなと感じました。建築においても通ずるものがあるのではないでしょうか?
敷地、法律、予算、周囲の環境など…たくさんの条件を踏まえた上でその方に合うものを検討していくからこそ、それぞれが唯一無二の特徴を持った家ができるのだと思います。 造るものは違えど【ものづくり】について改めて考えるよう機会になりました。きっと陶芸以外にも住まいにについてなにかヒントを得るものがたくさんあると思うので、これからも体験する事をを大切にしていきたいです。
竹内花織