建具職人の仕事

建具は柱や壁と違い、住まいの中で唯一動く存在であり、空間の印象を決める脇役的存在です。

頻繁に人の手をふれるモノであるため、手触りや素材をよく吟味し空間に合わせた寸法で設計しています。

一枚一枚、素材やデザインを検討し、光を通す建具・空間を分けたり繋げたりする建具・寒さを防ぐ建具など目的に応じて使い分けています。

そうすることで、心地良い空間の中で、無理のない生活を送ることができると考えています。

建具の魅力は機能と美しさを兼ね備え、空間の表情をより一層深めてくれると考えています。

松井 進