マジックのからくり

先日、静岡県住宅振興協議会さんよりご依頼を頂き、静岡市にてサン工房の住まい実例や設計の考え方について講演する場を頂きました。

皆様ご存じ、収納のプロまたタレントでもある「コジマジック」さんによる収納セミナーがメイン。わたしはほぼその前座で大変緊張しましたが、温かいお客様のお陰様で楽しくお話しする事ができました。(※聞く側のリアクションのありがたさも学びました!)

伝えるという事の難しさや、どうしたら耳を傾けて頂けるのか、準備の時や講演中にもそんな事ばかり考えておりました。

コジマジックさんの収納セミナーも拝聴致しましたが、話しのプロでもあり、また収納のプロという事もあり両方が相まって流石にお客様がよく頷き、みな笑顔になる。

何となく話術が凄いからでしょ、、と勘繰っておりましたが、やはり実績や裏付けなどリアルがあってこそで、話す技術はその後。伝えるというマジックにからくりなどありませんでした。

私も長年、住宅の設計に携わっており、色んなエピソードがあるのですが、それを言葉にしてお客様に伝えるという事の大切さや、お客様が知りたい事はそういう中にあるのではないか、とコジマジックさんのお話しに笑いながらかも感じておりました。

『言語化』という言葉は最近よく耳にしますが、話す技術の前に普段からよく観察し、感知し、そして自分の考えをもつ事がようやく言葉となり相手に『伝わる』のだと思います。

伝える事の楽しさを伝える側からも聞く側からも学び、不慣れな事でしたが良い機会を頂きました。

これを機に以前開催しておりました、『サン工房の住まいの講座』を復活させて、また皆様にもお届けしてきたいと思います。

岡本