場所の声を聴く

お客様の新居に対する要望を詳細にお伺いした上で、まずはその敷地にじっくりと立ちます。
そして近隣の家並み、周囲の風景、風や光音も含め、その場所をじっくりと時間をかけて観察すると
ぼんやりとそのご家族のあたたかな家のイメージが浮かんできます。

家の配置や間取りを決めるゾーニングという作業に取り掛かるにあたり、
私たちは常に、この最初のイメージを大切にしたく思います。

なぜならその場所が教えてくれた『場所の声』を設計のテーマの元とし、
計画を練り上げしっかりとしたコンセプトをとらえて設計した家は芯の通ったいい家になると信じているからです。

設計作業においては細かなところにも注意を払いながら進めていくわけですが、
やはり最初は、敷地と向き合うことで生まれたイメージや着想を大切にし、
大きな主題をもって設計を始めたいと思っています。

松井 進

スタッフ

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