感覚
先日、窓枠の施工していた時、「指先の感覚で調節するように」と親方に教えて頂きました。
指先で感じ取れるものは接合部分にズレがないか、均等に面尻になっているか、鉋で削った後の木の表面を触り、刃がしっかり切れているか、などがあります。
他にも耳では、玄翁をふるリズムや、釘がきいているか、刃物の切れ味や、刃物を研ぐ音などがあります。
また、二人以上で現場に入る時は相手がどのような作業をしているか音を頼りに確かめることもあります。
相手の作業を知ることで次の作業の準備や、安全性を高めることに繋がります。
視覚に頼ってしまうことが多いですが、職人を目指すためには、感触や聴覚などの感覚をどれだけ鍛えられるかが重要だと感じました。
社員大工 田代千賀