自社で構造計算
私たちが設計している家は
建築基準法による耐震基準を満たすだけではなく、
許容応力度計算という構造計算をすることにより、
様々な条件をクリアさせています。
許容応力度計算法とは構造物の各部材が
外力を受けたときに生ずる応力(抵抗する力)による応力度が
部材の限界点を超えないように設計をしていく計算法です。
建物に加わる力は5つあります。
固定荷重(建物自体の重さ)
積載荷重(人や家具などの重さ)
積雪荷重(地域ごとに屋根にかかる積雪は変わる)
外力として地震力、風圧力(台風などの風圧)です。
許容応力度計算の一次設計においては、
まずこれらの力を算定し
それらが加わったときの部材の変形や建物全体の強度を
チェックしていきます。
また、二次設計においては
建物の重さと強さのバランス(偏心率、サン工房の変心率は0.15以内)や
建物の傾きの角度(層間変形率)もチェックしていくことにより
地震や台風に耐えうる建物になるようにしています。
私たちはより安心して住んでいただくために、
このような構造計算法について
各設計者が間取り、外観のプロポーションとの兼ね合いを考えながら進めています。

松井 進