帰りたくなるようなお家

住まいのご要望を伺う際には皆さんに ”帰りたくなるようなお家” についてお話しをさせて頂く場合があります。
では”帰りたくなる家”とは皆さんどのような住まいを想像されますでしょうか。それは皆さん多様であるとは思いますが設計においては、どのような住まいを思い浮かべるかということは大切な事であると考えております。

例えば居心地の良い空間で、上質な木材の肌触り感じながら寛げるお家であったり、木製窓から眺められる素敵な庭があるお家であったり、優しい香に包まれて落ち着いた雰囲気のお家であったりと室内の仕上げを自分好みにする事で心が安らぎ、愛着を覚えるから帰りたくなると応える方も少なくないと思います。

その場合に設計において心がけている事は、じっくりとご要望を伺いながら住まい手の感性・趣向をなるべく共有する事です。そうする事で設計提案もご希望に近くなっていくのではないかと考えております。またその他にもお家で暮らす家族との場面を思い浮かべる方もいらっしゃるかと思います。

例えば皆さんの帰宅を待ちながらリビングで寛いでいる子供達の様子を想い浮かべたり、ご主人や奥さん、父、母のいつもの笑顔を想像する方もいらっしゃるかもしれません。その場合、お家へ辿り着いた時の安堵感が増すような玄関までのアプローチに工夫をしてみるのも楽しいですね。

このように住まい手と一緒に会話をしながら設計をさせて頂くと住まい手のお人柄がそのお家ににじみ出てくるような ”ならではのお家” になっていくと考えております。そして皆さんの我が家を心身ともに落ち着く場であり、帰りたくなるようなお家にさせて頂く事で、一層素敵な毎日を過ごして頂きたいと考えております。

鈴木清澄

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