暮らしを想像する
幼い頃、自分の部屋が欲しくて自由帳に「想像の部屋」を書くのが好きでした。
先日部屋の掃除をした際にたまたま出てきたのですが、ベッドや勉強机、お気に入りの本やおもちゃがたくさん入るクローゼットなど…
「こんな部屋が欲しい!」という私の声が聞こえてきそうなくらい何パターンも書かれていました。
いくつか見ていくと、【○○ちゃんの部屋】というページを見つけました。
私が書いていた部屋を見た友人と一緒にたくさん考えて書いたことををふと思い出しました。
設計をするにあたって、「こんな暮らしをしてみたい」と想像している事を、イラストを書いてみたり、模型を作ってみたり、あるいはそれらを写真と照らし合わせて見たりと様々な角度から検討を行っています。
実物が無い為直接目で見ることは出来ずどれがお客様に一番伝わりやすいかまだまだ模索中ですが、子供の頃に書いた友人の部屋の様に一緒に考えて作り上げることをこれからも大切にして行けたらと思っています。
竹内花織