リフォーム記録
暮らしの プチ・リフォーム (間仕切り工事の仕方)
家を建てた頃は、まだ幼いお子様が
将来、その子が自分の部屋を必要とする頃に
間仕切するようにしましょうという計画はよくあります。
単純に壁を作って仕切る場合と、
建具で仕切って開閉できるように造る場合もあります。
その建具で仕切る一例のご紹介です。
まずは、工事の取り掛かり前の養生から行い、大工と電気業者のコラボでスタートしていきます。
柱に配線カバーをかぶせ、中に照明用のスイッチ配線がしてありました。建具の戸当たり部分になるため、現状のままですと、スイッチと建具が当たってしまいます。まずはその柱カバーを取り外すところからです。
うまく取れました。接着剤が残っている部分は、綺麗に削り取ります。
建具の敷居は、床との段差を付けたくないので、敷居部分となる床を敷居部分だけ、欠いていきます。地道な作業です。今回のお宅の床板は、当時の図面から20mmであることがわかっていましたので、下地合板との設置部分がうまくいくか少し心配ではありましたが、丁度接着剤の止まっていない部分でしたので。うまく剥がすことができました。
敷居の断面です。2ミリほど床にかかるようにとても細やかな加工が施してあります。この形状が、床との隙間を目立ちにくくするのです。
梁上の部分の仕切りは、ツインカーボで間切るようご希望をいただきました。ツインカーボを挟み込む溝をついていただきました。
今回使用した、大工道具です。
翌日からは、建具業者の出番となります。
入口の開き戸を取り付け、調整します。
勾配になっている梁上部の三角の部分は、写真の様なツインカーボで仕切っていきます。明かりが漏れ、開放感を残すようにされたいとの事でした。
3本の建具を順番に調整しながら、綺麗におさめていきます。
完成です。2日の作業で完了しました。
今回は、大工・電気・建具の職人さん達の知恵と技の競演で建具バージョンの間仕切りを行いました。
カスタマーサポート
夏目通宗