リフォーム記録

大規模リフォームの軌跡10 【玄関のご要望とご提案編】

リフォームのご要望の種類には、

現状使いづらいからこうなるといいなあ。使い勝手が良くなる変更工事、または性能が向上するといった修繕工事を最近ではリノベーションと表現することもあります。

それに対して、住宅設備のユニットバスやトイレやキッチンが古いから新しく交換したり、間取りは変わらないけど壁の仕様を新しくするといった工事を、今まで通りリフォームと言葉を使い分けるようになってまいりました。

今回、玄関部分はリノベーションに分類されます。

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もともとは、玄関を開けますと目線の高さくらいまである下駄箱となっており、カウンターの上に何か物を置くには、少し高めに設定がしてありました。

改修後は、坪庭が見える大きな窓、こちらは下駄箱スタイルをから見えるところに靴を置かず、隣接した空間を造りシューズクロークタイプに変更しました。

シューズクロークには、靴の他にご主人のゴルフバック、傘やコートが掛けられ、郵便ポスト口が備えられ、玄関廻りはモノがなく、すっきりとした綺麗な空間へと近づきます。

玄関は、最初にお客様という家族以外のヒトをお迎えする気持ちが伝わる大切な場所となります。最近では、人をお迎えするお心遣いは薄れてきているように感じ残念な気もしますが、
本来とても大切な場所です。

飾られた絵を照らす照明計画、坪庭を眺められる窓、腰を掛けるのにちょうどよい高さのカウンター、靴を脱ぎ、段差が変わるところには手摺を設ける。

訪れるヒトが素敵な空間と感じられるような仕掛けは、そこに暮らすオーナー様にも、当然気持ちの良いものです。

玄関は物置ではありませんからね。

「気持ちが良いと感じる事」そのポイントがいくつもあれば気持ちの良い家になっていきます。

リフォーム・リノベーション事業部

カスタマーサポート

夏目通宗