リフォーム記録

先進的窓リノベ事業補助金

『先進的窓リノベ事業』という補助金事業が3月から始まり、私たちのオーナー様の中にも補助金を利用して行った工事が何件か完了しました。

補助金事業は国交書、経産省、環境省が連携して実施している『住宅省エネ2023キャンペーン』の一環で、

住宅の省エネ性能を向上することで電気使用料を減らし『家計にも環境にも優しく』というのが目的です。

中でも窓リノベ事業は補助率が高く、かかった費用の50%近くが補助金適用となる例もあります。

実際に工事を実施した方に話を聞くと、

・昼間でも室温30度以下である時間が長く、エアコンの使用量が減った。

・外から聞こえる音が減り、静かになった。

・工事が1日で完了するので、コスパもタイパも良い。

という回答が多く、満足度が高い工事であることが分かりました。

大部分の熱の移動は窓で発生していますので、施工前後の違いは体感でも感じられます。

(資料:YKKAP)

詳しくは以前のブログで触れていますので、下記リンクよりご覧ください。

【コラム01】なぜ、窓を断熱すると良いのか?

では実際に窓リノベでどのような工事を行ったのか、ご紹介したいと思います。

①内窓設置工事

現状のサッシの室内側に新たにサッシを取り付ける工事です。

内窓施工前

(施工前)

内窓施工後

(施工後)

サッシが2重になり、ガラスが合計3~4枚になりますので、断熱効果は2倍以上になるといっても良いと思います。

さらに防音や結露防止、隙間風軽減の効果もありますので、1枚ガラスのサッシに施工すると違いは歴然です。

施工時間も短く、費用対効果の高い工事です。

②外窓交換

サッシ本体を交換する工事です。サッシが劣化してがたつきがある場合、掃き出しサッシ等で窓を2重にしたくない場合に採用します。

外窓交換前

(施工前)

(施工後)

上の事例のように雨戸が付属している場合、周辺外壁も張り替える必要があります。

外壁を解体せずサッシ交換できる場合もありますので、ケースバイケースです。

断熱性能が上がるのは勿論ですが、フレームも丈夫で滑りもスムーズですので、開閉が多い窓は交換もご提案しています。


 

今のところ補助金予算は半数程度残っていますので、これから窓リノベを検討しても遅くはありません。

※下記画像タップで状況を確認できます。

 

猛暑で体調が優れない、冬の寒さに耐えられないなどの悩みを抱えている方、

窓のリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

設計:増田