リフォーム記録

戸建リノベ・店舗増築 13【外部造作工事】

築35年の戸建住宅の増築リノベーション。

無垢の木・自然素材を使用したプライベートヘアサロンの計画です。

前回のブログは外壁を解体して下地復旧まで行いました。

外観

増築部分は屋根まわりが出来上がってきました。

今回は主に建具枠の工事。入口扉や窓は木枠でつくります。

既製品を使わないため、加工図面をつくります。

図面

このように、ミリ単位で加工寸法を検討します。

外部で特に注意するのは雨が入らないようにつくること。

当然のことではありますが、窓に当たった雨が外部に流れ地面に落ちるようにつくるには工夫が必要です。

またなるべくシンプルにすっきりと見えるよう、材料の寸法にも注意を払います。

造作

窓の枠が少し取り付きました。

道路側のコーナーでお店の顔になるところです。

板金

雨が落ちる部分には金属板を施します。

写真では分かりにくいですが、少し排水勾配をつけています。

水切り

ここは玄関扉(引戸)の引込み部分。

異素材がとりあう部分は慎重に寸法を検討しています。

ここは既存建物とぶつかる部分でもあり、図面を描いては現場で測定し、心配で何度か確認し。

出来るまでドキドキしましたがなんとか上手く納まりました。

外観

木材を自在に加工する大工の技術で成り立っています。

窓枠ができると建物の特徴が出ますね。

店舗

店舗入口まわりもすっきりしていいかんじです。

外壁に木を張るのが非常に楽しみです。

外観

こちらはブログ08でサッシ交換した部分。

柱や梁を白く塗装しました。

ガルバリウム

店舗の木質部分との対比を意識して外壁はグレーで仕上げ、住宅部分はモノトーンにまとめました。

こうして出来上がってくると、色の選択は難しいなと毎回感じます。

バルコニー

ブログ12でつくったバルコニーの腰壁。

天端には通気部材をとりつけ壁の中の空気の出口をつくります。

外壁サイデイングも復旧しました。

サイデイング

壁から出ている金物は、後につくるもののために取り付けてあります。

バルコニーマルコニー

ブログ12で不具合が見つかったバルコニーの防水層。

板金と塗装で上手く排水するように改善しました。これで安心なはず。

外観

増築部分と既存部分、どちらもだいぶまとまりが出てきました。

大工工事もいよいよ終盤です。

 

続く。

設計:増田