コラム
しっくい壁の魅力
こんにちは、設計士の増田です。
コラムの第3回、今回は建築内外部の仕上材「漆喰(しっくい)」
まずは漆喰仕上げの家をご覧ください。
専門技術をもった職人が原料である消石灰とのりなどを水と混ぜ、鏝(こて)を使用して壁に塗りつけます。
塗り壁ですので、仕上がりに継ぎ目ができないのが特徴です。
新築の場合、下地には主に石膏ボードを使用しますが、
既存クロスを剥がさずに施工できるのも良いところです。
原料は全て自然素材で、調湿性、
また防火性もあり、
私も好んで漆喰仕上げを提案しますが、よく「
珪藻土も漆喰に似た仕上げ材です。
見かけにはどちらも大きな違いはありませんが、漆喰は表面が硬く光沢があり、
逆光の場所では特に、表面がつるっとしている漆喰の方が光を反射します。
ここは好みが分かれるところだと思います。私個人としては、太陽光や照明の明かりがきれいに壁に映る漆喰が好みです。(冒頭の施工写真に戻って確認してみてください。)
また、調湿性という点では珪藻土の方が優れています。
施工に関して、漆喰は下塗りと上塗りの計2回塗り、珪藻土は製品により1回塗り
私たちの事務所では漆喰と珪藻土、それぞれの仕上げを見て触れることができます。
また実際の家でも様々な材料を使用していますので、ご興味のある方は是非、見学会などにもいらして頂ければと思います。
設計 増田
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