リフォーム記録
【床のリフォーム】無垢フローリング 01:個室編
築30年、木造戸建て住宅のリフォーム工事。
床の仕上を変える「部分リノベーション」です。
玄関ホール、LDK、個室の範囲を施工しましたが、今回は個室の工事をご紹介します。
工事着手しました。
一部床板を取外し、既存の床組を確認しています。
今回使用したのは静岡県産の杉。表面に植物性のオイルを塗装したもので表面は木肌が残りしっとりとしています。
杉は香りはリラックス効果があると言われています。血液や脈拍の乱れを整えたり、自律神経を安定させるなど、気持ちや身体を落ち着かせてくれます。
また、集中力が増し学習の結果も良くなるという検証結果もあります。
寝室や子供部屋にぴったりですね。
今回は静岡優良木材補助金を利用でき、材料コストを抑えることもできました。
既存の床組がしっかりしていましたので、上から床板を張っていきます。
このフローリングは4mの材が基本でしたので、部屋が広い場合はジョイントが発生します。
ジョイント位置が不規則にならないよう、予め計画して張り始めています。
ドア枠に近い部分は細かな細工が必要です。
床板と枠を削り落とし、ぴたりと納めています。
上手く納まりました。見習い大工が技術を教わっています。
張り終いとなる壁際も注意して加工する部分です。
隙間ができないようにする技術は流石です。
最後の1枚も注意して。巾も奥行も正確にしなければなりません。
隙間を空けて施工する方法もあるのですが、こちらの方が仕上がりが断然きれいです。
きれいにはまりました。
床の厚さ分、ドアをカットしています。
このような作業も大工が行います。
作業完了しました。
部屋全体が木の良い香りに包まれます。
杉は表面が柔らかいため傷がつきやすいのですが、冬は冷たくなりにくいのも特徴のひとつです。
リラックス効果があり、ストレスも改善され、費用対効果は高いと私は思っています。
次回は玄関ホールの施工例をご紹介します。
設計:増田