リフォーム記録

戸建リノベ・店舗増築 02【サロンの計画】

築35年の戸建住宅を増築・改修し、自宅で美容室を開業する計画です。

前回は現状敷地、建物の調査まで行いました。

現状調査を行い建物情報をまとめた後、改修計画を行います。

まずは敷地全体の配置計画。

店舗面積と来客数と頻度、必要な駐車台数を計画します。

既存の和室(8帖)を店舗として改修、南側に約8帖分増築し、併せて16帖分を店舗とする計画にしました。

駐車場は店舗用2台、自家用車2台分で間口いっぱいとなり、倉庫を解体し新たに物置を据えることにしています。

そして、美容室として必要なセットスペース、シャンプー台、トイレ、レジや収納等を配置していきます。

同時に法規上の規制も確認します。

今回は10㎡を超えるの増築計画のため、建築確認申請が必要になります。

併せて保健所の検査基準も確認し、店舗に必要な設備機器や面積等を確認していきます。

「店舗らしい外観」も計画のポイントです。

外観の大部分が住宅ということもあり、店舗部分の表現(デザイン)も難しいところです。

初めて行くサロンを選ぶとき、外観や内観の印象も確認しますよね。

建て主の想いやコンセプトも伺いながら、注意して計画します。ここでサイン(看板)の計画もイメージします。

また建築全体コストもある程度固めていきます。事業の収支計画も無視する訳にはいきません。

面積が限られていますので、無駄が出ず機能的に、そして心地の良いお店になるよう微修正をしながら細部を検討しています。

各所スケッチを描きながら、建て主とのイメージの共有を大切にしました。

外観と内観がまとまってきました。角地ですので、道路2面に向けて店舗外観(ファサード)を見せています。

無垢の木・自然素材を使用した、1席だけのプライベートサロン。

良いお店になりそうです。

続く。

設計:増田