リフォーム記録
大規模リフォーム・フルリノベ 09【解体編 vol.06 屋根解体】
築年数、約35年目を迎えるお住まいの大規模リフォーム・リノベーション工事です。
いよいよこの外観も見納めの時。
前回では足場の組立ても完了し屋根の解体に取り掛かっていきます。いざスタート。
素屋根が掛けられているので、基本的にはその屋根下での作業環境となります。
なんでもそうですが取り掛かり時が一番勇気がいりますね。なんの勇気かはよくわかりませんが、なんとなくです。
外部作業でありながら、屋根下での作業の為、屋内のような屋外のようななんとなく不思議な感覚です。屋根があることで高さが限られますので、若干作業姿勢が窮屈なのはいたしかたないところでありますが、安全と安心には代えられません。
↓ ↓ ↓解体進捗過程で谷樋(たにどい)も見えるようになりました。
こういった屋根と屋根が取り合う部分は谷のような形となりますので、雨漏りをさせない為に谷樋と呼ばれる部材を板金で製作して仕込みます。
屋根の板金も撤去され、ルーフィングや屋根下地なども順を追って撤去されていきます。
↓ ↓ ↓屋根の下地にはプラスターボードが張られています。
ボードは密度が高く硬質な為、屋根から伝わる室内への雨音の広がりを軽減してくれる効果が期待できます。反面、弱点としてはボードを介して釘を留め付けるようになるので、ボードの厚み分だけは釘の保持力が期待できないところでしょうか。
決してどちらが良くて、どちらが悪いという話ではありません。なんでもそうだと思いますが、少なからず一長一短というものがありますので、単純に白黒をつけることはできませんね。
屋根の解体と並行して必要箇所の外壁の解体撤去も進行しています。
建築工事の流れといたしましては、屋根→外壁下地→外壁という工事の流れが通例なので、逆算で考えた場合屋根の解体にあたっては外壁も撤去せざるを得なくなってしまいます。
屋根や外壁が撤去され、柱と梁だけといった姿になりつつあります。
屋根が撤去されたことで光が差し込むようになりとても明るくなりました。
ずっとこれなら良いのですけどね。さすがにそういうわけにはいきません。
残すは屋根を支えていた垂木(たるき)と呼ばれる材料と、対象箇所の梁や柱の解体撤去となります。
高所作業の連続ですので常に注意が必要です。
すっかりと垂木もなくなり、垂木を支えていた梁や母屋の撤去を残す形となりました。
当たり前ですが、解体撤去は造っていく過程のリバース再生ですね。
↓ ↓ ↓真上からみるとこんな感じ。
あまり気持ちの良い画角ではないですね。微妙に足がすくみそうな画像です 汗
↓ ↓ ↓だいぶ、すっぽんぽんの状態になりました。
文字通り、今回の工事は大規模リフォーム・フルリノベーションとなりますので、基本的に色々な工事が大がかりとなります。
建物骨格部の解体作業はかなり終盤に近づいてはきていますがもう少し続きます。
それにまだもう一つ大きな解体作業が残っていますのでまだまだ気が抜けません。
詳しくは引き続きお伝えしていきますね。
大規模リフォーム・フルリノベ 09【解体編 vol.06 屋根解体】
現場監理 金原