リフォーム記録
戸建リノベ・店舗増築 12【外壁張替え工事】
築35年の戸建住宅の増築リノベーション。
無垢の木・自然素材を使用したプライベートヘアサロンの計画です。
前回は床下や天井裏の設備工事を行いました。
外壁工事を行うため、足場をかけました。
そして、増築部分は軒天の下地を取り付けました。
今回は外部工事がメインです。
既存外壁を解体し、張替えるための下地工事をしていきます。
外壁を剥がし始めました。
作業を行うのは解体業者。06【解体工事】の職人が再び登場です。
解体範囲は南面の1、2階全面。
2人がかりで1日で、時間を気にして急いで作業を進めてもらいました。
外壁を剥がし終えると直ちに防水シートを貼ります。
とにかく雨が降っても大丈夫な状態にするまでを早急に。事前に大工と入念に話して連携しています。
増築部は軒裏の板が張られています。
ケイ酸カルシウム板。「ケイカル板」と呼ばれます。
2階の既存バルコニーまわり。
もともとはアルミ手摺が付いていましたが、増築部屋根との関係で腰壁を高くすることにしました。
このように合板を貼り、他と同じように防水シートを被せていきいます。
ここで問題発生!!
バルコニー床の防水層に大きな穴、外壁との取り合い部全般に剥離が見つかりました。
上の写真はこれまで漏水していなかったのが不思議と言えるぐらい大きな穴です。
この下は増築した部分、つまり完成後は美容室になります。
もし漏水したら営業ができない...急いで修繕手配しました。
外壁下地のタテ胴縁(細い木材)が取付けられました。
復旧準備を進めています。
このように金物を取り付ける部分もあります。
金物周辺の防水措置も入念に。
内部の方はというと、壁と天井に断熱材を入れ終わりました。
断熱材は本来外壁面や屋根面にしか入れませんが、今回は室内間仕切壁や1階の天井にも施工しています。
目的は「防音」。
住宅部の生活音が店舗側で聞こえないように。またその逆も然り。
断熱材が吸音材の役割を果たし、音の伝達を軽減します。
天井の下地ボードを貼るとぐっと完成に近づいたように見えます。
(同アングルでの比較は10【内部工事着手】をご覧ください。)
外と中のつながり。
室内の白い天井が軒裏まで伸びていくいくイメージです。
屋根まわりがシュッとしてきました。
増築部分も着々と進んでいます。
続く。
設計:増田