リフォーム記録

戸建リノベ・店舗増築 14【内部造作工事】

築35年の戸建住宅の増築リノベーション。

無垢の木・自然素材を使用したプライベートヘアサロンの計画です。

前回のブログでは外部の大工工事、外壁復旧工事について触れました。

今回は増築部、店舗の内部大工工事です。

下地工事

ブログ12からの変化として、天井は下地ボードを張り、壁は下地の合板を張りました。

断熱材

奥の方は断熱材を入れたところまで。

ここから壁をつくります。

石膏ボード

窓周辺は枠材もつき、すっきりとまとまってきました。

サッシ

こちらは既製品のサッシ。

一般的には四方に窓枠を取り付けますが、ここでは枠を無くし壁材を巻込んで仕上げる方法としました。

真鍮見切り

合板と石膏ボードの取合いはこのL型金物で見切っています。

サッシ

窓の上に合わせて見切り材を取付け、壁が凹んだような見え方にしています。

なんとなく、すっきりと見える気がします。

壁下地

店舗の奥側は曲面の壁をデザインしました。

細い木材を曲げて骨組みをつくります。

曲げ合板

合板を使用して壁面をつくります。

壁の裏側はバックルーム。

表側は柔らかな雰囲気を出したく、丸みを帯びた壁としました。

仕上サンプル

壁も出来てきたので、依頼主と最終仕上げの確認をします。

床、壁、天井、カウンター、ファブリック、カーテン、、、。

部屋の明るさや素材の質感を確かめながら、悩みながらも最終決定しました。

ラワン合板

カウンターを取り付け、大工工事は完了。

道具や材料がなくなるだけで広さを感じます。

下地完成

店舗入口とカットスペース。

曲面壁

そして奥のシャンプースペース。

完成イメージはブログ3でご覧いただけます。

外壁板張り

外はというと、外壁の板材を張りました。

クリプトメリアと呼ばれる、杉の赤味、柾目の板です。

特注で外壁用の厚さで製作してもらいました。

外壁板張り

西日に当たる姿がまたきれい。

白と木のコントラストが、店舗らしい目を惹く外観になったと思います。

外壁塗装

木部は塗装しました。

リボスという、自然素材で長持ちする塗料です。

これで大工工事はひと段落。

次回から仕上げ工事を行っていきます。

完成が近づいてきました。

 

続く。

設計:増田